“コミュニケーション能力”を上げるアメリカの学校教育【現地校実体験紹介】

生活
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どーも、たっど(@Tad44898586)です。

小学生を連れてのアメリカ駐在で経験した、現地校で行われている“子供のコミュニケーション能力を鍛える授業”を紹介します。

アメリカ人がコミュニケーション力が高いのは国民性だと思っていませんか?

子供のから、しっかり教育されています!

アメリカの教育方法を知ることで、日本でも家庭内で簡単に同じ教育を実践できます。

この記事で分かること
  • アメリカ人の表現力の高さ
  • コミュニケーション能力を高めるアメリカの授業
  • 家庭での実践方法
伝える力を
伸ばす!

コミュニケーション能力=表現力

アメリカ人は表現力が豊か

アメリカに住んでいるとアメリカ人の表現力に驚くことが多いです。
ある日、娘のクラスメート(小2)が春休みのできごとを嬉しそうに話していました。

パパと私の部屋を改造したの!

ピンクで子供っぽかったから、壁をきれいな空色にして、

ベッドと机はきれいな真っ白!

大変だったけど、お姉さんになった気分で最高!

シンプルな会話でしたが、

  • どの様に部屋を変えたか
  • なぜ部屋の模様替えをしたのか
  • 模様替えをしてどう思ったのか

が伝わるなぁと思って関心しました。

日本人は表現することが苦手

逆に「日本人は表現力が乏しい」もよく聞きますよね。。。

日本人の「察する」や「阿吽の呼吸」は素晴らしい文化だと思いますが、
外国人からは何を考えているか分かりづらいと思われてしまいます。

特に、何を言ってもいい質問に対して発言することは苦手です。

例えば、スーパーのレジで店員さんから、

「How are you doing?」
と言われたら、なんと答えますか?

私は「I’m good」など一言で終わりです。

日常で本当によくある会話ですが、回答に困ります。。。

ただ、アメリカ人はこの質問をきっかけにレジで店員さんと楽しそうに会話をします。

日本語だったとしても、アメリカ人の様に会話を弾ませることは難しいと感じます。

コミュニケーション力を鍛える授業

娘を実際にアメリカの学校に通わせてみて、学校教育にコミュニケーション力を鍛える内容が盛り込まれていることが、アメリカ人が高いコミュニケーション能力を持っている理由の一つだと感じます。

そこで、娘が通っている現地小学校の授業例をいくつか紹介します。

Share:朝の会

まずは、朝の会です。日本と同じように出欠確認をするのですが、

そのあと「何かシェアしたいことはある?」と先生が何人かに聞いていきます。

子供たちは自由に楽しかったことや、買った物等について、みんなに紹介します。
この質問に毎朝10分以上時間をかけています。

お話好きな子は、話し出すと止まりません!

フリーテーマの質問に自分の思っていることを答える機会を多く与えることが、
先ほどのレジでの会話の豊富さにも繋がっています。

フリーテーマの質問に対して、自分の意見を発言させる

Drama:演劇による感情表現

娘の学校では主要教科の他に、Music(音楽)やPE(体育)、Art(美術)に加えて

Drama(演劇)の授業があります。

この授業では感情の表現の仕方を以下の様に勉強します。

Dramaの授業で行われる内容
  • 怒っている口調、楽しい口調、悲しい口調で早口言葉を読む。
  • 楽しい、悲しい時の表情やしぐさをみんなでする。
  • 映画のワンシーンを演じてみる。

この授業を通じて、自分の感情をどう表現するのかを学ぶことができます。

正解はないので、みんなで楽みながら授業を行っていますが、唯一先生が指摘するのは
もっと大きく(大げさに)表現してみようです。

感情を表現する方法を、演劇を通じて学ぶ

Writing:文章を書く

英語の文法や単語を勉強する時間とは別に、文章を書く時間が毎日あります。

Quick Writeと呼んでいて、毎日作文をします。

与えられたテーマに対して、文を書くのですが、以下の様なルールがあります。

作文するときのルール
  • 導入、本文、まとめで構成する。
  • 導入(Introduction)は読む人の興味を引く文を書く。
  • 本文は3文以上必ず書く。
  • まとめ(Conclusion)は一番言いたいことを簡潔に書く。

文を書くときに気を付けるルールの上で、子供の内から反復練習します。

これにより、コミュニケーションの時も、考えをまとめて伝える力が身に着くと感じています。

日本でも国語で作文はしますが、

アメリカは圧倒的に作文する量と機会が多いです!

繰り返し作文をすることで、考えをまとめる力をつけさせる。

家でもできる

これらの教育は、決して学校でなければできない難しい内容ではないと思います。

例えば以下の様に、少し意識するだけで家でもコミュニケーション能力を鍛えることができます

Share(フリーテーマの質問)
 →子供に今日の出来事を聞いてみる。

Drama(感情表現)
 →アニメのモノマネ遊びをする。
  嬉しい、悲しい表情を練習する。

・Writing(作文)
 →文の書き方を説明した上で、
  1日10分間作文をする。

最後に

アメリカでの子供のコミュニケーション能力を上げる教育内容を紹介しました。
アメリカ人のコミュ二ケーション能力は高さは、自分の意見を整理して、発信する機会が多い教育内容によって作られています。

家庭でもできる内容なので
実践してもらえると嬉しいです!

また、以下の記事では、アメリカでの経験を踏まえた上で、日本でできる英語教育について書いていますので、こちらも読んでもらえると嬉しいです!

ありがとうございました!

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